🐘 スリランカ:ゾウと人間の共存プログラム(エティマーレ村)
プログラム概要
エティマーレ村は、スリランカのゾウ回廊の中心に位置し、毎日ゾウの群れが国立公園間を行き来する場所にあります。農家は作物の最大40%をゾウの襲撃で失い、フェンスは崩れ、夜通しの畑の見張りが欠かせません。このプログラムは、こうした困難に対し、実践的で地域主導の解決策を提供します。

主な活動と目的
- ゾウ対策: フェンスの補強、レモングラスや柑橘類といった天然の忌避植物の植栽、ミツバチの巣箱バリアの設置、ゾウに被害を受けた家屋の修繕。
- コミュニティ支援: 保全活動と並行して、教育、女性のエンパワーメント、エコ農法を支援します。
- 体験: ハンズオンでの作業と文化交流が両立した、レジリエンス(立ち直る力)、農村生活、持続可能な共存について深く学べる没入型プログラムです。



【ご注意】
このプログラムは豪華な体験ではありません。レジリエンス、柔軟性、そして現地の生活様式への敬意が求められる、没入型の農村プログラムです。野生のゾウの目撃は毎日保証されていません。ゾウの可視性は、天候、季節的な移動パターン、人間の活動など様々な要因に左右されます。
✨ プログラムのハイライト
- スリランカで最も緊急性の高い保全とコミュニティの課題の一つに取り組みます。
- フェンスの補強、見張り小屋の建設、ゾウに被害を受けた家屋の修繕を支援します。
- 天然のゾウの忌避剤として、レモングラス、柑橘類を植栽し、緩衝地帯の森林再生を行います。
- 村の学校、幼稚園、女性のエンパワーメント・ワークショップを支援します。
- 伝統的な共存技術を学び、スリランカの農村での文化に深く触れます。
- キャンディでのオリエンテーション週間で、言語、料理、文化的な訪問に参加し、準備を整えます。



📅 スケジュール
週間スケジュールは、季節、コミュニティのニーズ、ゾウの移動パターンによって変動する可能性があります。そのため、日や週ごとに活動内容が異なります。活動は、その時の優先順位と状況に基づいて計画されます。
📅 第1週:キャンディでの文化オリエンテーション
スリランカ第二の都市キャンディで一週間を過ごし、現地生活に慣れます。シンハラ語の基礎を学び、料理デモンストレーションに参加し、仏歯寺などの文化的ランドマークを訪問します。安全と保全に関する説明を受け、村での生活、人間とゾウの共存についての重要な背景知識を身につけます。
📅 第2週:エティマーレ村でのフィールドワーク
村での典型的な一日の流れは以下の通りです。
| 時間帯 | 活動内容 |
| 午前 8:00 – 9:00 | 朝食 |
| 午前 9:00 – 午後 1:30 | フィールドへ移動。フェンスの補強、天然忌避剤(レモングラスや柑橘類)の植栽、森林再生やエコ農法プロジェクトを支援します。ゾウに被害を受けた見張り小屋の建設や家屋の修繕を手伝う日もあります。 |
| 午後 1:30 – 3:00 | 昼食休憩。ホストファミリーや現地チームとシンプルな家庭料理を楽しみます。 |
| 午後 3:00 | ゾウの行動観察、または学校での授業支援、英語活動の実施、女性のエンパワーメント・ワークショップのサポートなどを行います。文化交流、啓発セッション、または修繕・農作業の継続となる場合もあります。 |
| 午後 5:00 | ゾウの活動が増加するため、夕方以降はホストファミリーと室内で過ごします。休息、食事、コミュニティの語り合いなどに参加します。農家が畑を守る方法を学ぶため、ツリーハットで寝泊まりする夜もあります。 |
| 午後 7:30 | 夕食 |
柔軟性、忍耐、適応性が、エティマーレでの時間を最大限に活用するための鍵となります。
このスケジュールは、天候、現地の状況、予期せぬ事態により変更・修正されることがあります。
📋 参加資格と要件
標準要件
| 項目 | 詳細 |
| 最低年齢 | 18歳 |
| 英語レベル | 基本(Basic) |
| 必須書類 | CRB(登録時)、パスポートのコピー(登録時) |
| 必須資格 | なし |
| 履歴書 | 不要 |
追加要件と推奨事項
- 体力: 長時間の活動や日差しの下での屋外活動が多いため、十分な体力が必要です。
- 高齢者: 65歳以上の方は、活動に耐えうる体力があることを証明する医師の診断書が必要です。
- 未成年者: 18歳未満の方は保護者の同意書が必要であり、可能な限り成人の同伴を強く推奨します。
- 保険: 到着前に医療保険と旅行保険に加入することが推奨されます。
- 推奨ワクチン: A型肝炎、腸チフス、破傷風、ポリオなどが一般的に推奨されます。
🎁 含まれるもの・含まれないもの
| 含まれるもの (Included) | 含まれないもの (Excluded) |
| 地元の家族経営ホームステイでの宿泊 | エティマーレからキャンディ、またはその先への移動費用 |
| スリランカの本格的な食事が1日3食 | 個人的な旅行保険 |
| キャンディでのオリエンテーション週間 | スリランカへの往復航空券 |
| プロジェクト資材(工具、木材、植物、フェンス設備など) | 予防接種、ビザ、個人的な医療費 |
| キャンディからプロジェクト地までの交通費 | 個人的な持ち物、おやつ、洗面用具 |
| 現地コミュニティとの連携調整 | |
| 現地スタッフによる24時間体制の監督とサポート |
🧳 装備・持ち物リスト
追加装備(推奨)
- 植樹やエコ農法用の工具と手袋
- 学校用の教育用品(鉛筆、ノート、ポスター、シンプルなゲームなど)
- 女性用ワークショップの材料(工芸用品、布地、はさみなど)
- ソーラー充電器、パワーバンク
- シンプルな修理工具
- 野生動物観察用の双眼鏡
- 予備電池付きの懐中電灯/ヘッドランプ
パッキングリスト
| 分野 | 持ち物 |
| 衣類 | 暑く乾燥した気候に適した軽量で通気性の良い服、日差しや虫よけのための長袖シャツと長ズボン、文化的な配慮のための控えめな服装(肩と膝を覆うもの)、フィールドワーク用の丈夫なウォーキングシューズ、帽子、レインコートまたは傘。 |
| 書類 | パスポート、フライト情報、保険、バウチャー、ビザ、予防接種証明書。 |
| 健康と安全 | 手指消毒剤、フェイスマスク(必要な場合)、救急箱(常備薬、日焼け止め、虫よけ、経口補水塩タブレット)。 |
| 必需品 | 生分解性の洗面用具、デイパック、小さなトラベルタオル、再利用可能な水筒、ノート、ロック解除済みの携帯電話、マネーベルト、バッグ用の南京錠、蚊帳、個人的な娯楽品(本、トランプ、音楽プレーヤー)。 |
🗓️ 開始日
- 2025年中: 毎週開始
- 2026年中: 毎週開始

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